ウコンサプリメントの正しい選び方

ウコンの栄養成分

 

日本でもウコンは多いに使われていますが、生産量・輸出量が世界一なのはやはりインドです。現在は約50種類ほどもありますが、特にインドでは30種類以上もの新しい品種のウコンが栽培されています。

 

 

ウコンはそのままでは使用できません。ウコンは地下に濃黄色の肥大した根茎があって、この根茎は水洗をして皮を剥きます。ここから5~6時間煮続け、今度は天日で2週間程度乾燥させます。これを細かく砕いたものが使われています。

 

 

まず、ウコンの栄養成分表(USDA栄養データベース・ターメリック、粉、分量100グラムあたり)で栄養成分についてみてみましょう。カロリー:354キロカロリー、脂質:10g、飽和脂肪酸:3.1g、多価不飽和脂肪酸:2.2g、一価不飽和脂肪酸:1.7g、コレステロール:ゼロmg、炭水化物:65g、食物繊維:21g、タンパク質:8gとなっており、無機質類(ミネラル成分)は、ナトリウム:38mg、カリウム・2.5mg、カルシウム:183mg、鉄:41.4mg、マグネシウム:193 mg。ビタミン類は、ビタミンC:25.9mg、ビタミンB6:1.8mgとなっています。

 

 

脂質の材料となるのが不飽和脂肪酸です。これはエネルギー源になり、身体の構成成分にもなります。また、血中中性脂肪やコレステロール量の調節を補助する作用もあります。不飽和脂肪酸は魚類や植物油に多く含まれ、常温では液状です。

 

 

不飽和脂肪酸の方は一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸という2種類に分けられます。多価不飽和脂肪酸は、更にn-3系脂肪酸、n-6系脂肪酸などに分類されます。一価不飽和脂肪酸にも悪玉コレステロールを減らす作用があります。一価不飽和脂肪酸を飽和脂肪酸の代わりに摂れば、悪玉コレステロール(LDLコレステロール:動脈硬化の原因)を減少させますが、動脈硬化防止に有効な善玉コレステロール(HDLコレステロール)は減らさないという大きな特徴があります。